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【風を読む】人質事件でも見舞い電話を一本もくれないオバマ大統領…危うい日米同盟 論説委員長・樫山幸夫

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人質事件でも見舞い電話を一本もくれないオバマ大統領…危うい日米同盟 論説委員長・樫山幸夫

 いつになるのかと思っていたら、25日になってようやく実現した。「イスラム国」による日本人人質事件での安倍晋三首相とオバマ米大統領の電話協議だ。

 発生直後から、安倍首相は、ヨルダンのアブドラ国王、英国のキャメロン首相、豪州のアボット首相らと相次いで電話で意見交換した。

 しかし、日本にとって唯一の同盟国である米国とは当初から、閣僚レベルの協議は行われたものの、首脳間の話し合いはなされていなかった。こういうときは本来、首脳同士が時をおかずに連絡を取り合い、共通の敵と対峙(たいじ)するための協力を確認しあうのが常道ではないのか。

 オバマ大統領は20日(日本時間21日)の一般教書演説で、「イスラム国を弱体化させ、壊滅させる」と大見えを切った。日本人殺害の予告があった直後だったにもかかわらず、この事件には一言も触れなかった。 見舞いの電話一本もよこさず、事件から1週間近くたち、人質1人の殺害情報がもたらされて、ようやくわずか10分間だけ話し合った。

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