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【河合雅司の一筆多論】外国人受け入れより、少子化対策は「20代出産」「第3子」に手厚く

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【河合雅司の一筆多論】
外国人受け入れより、少子化対策は「20代出産」「第3子」に手厚く

 人口減少の歯止め策というと、外国人の受け入れで手っ取り早く「穴埋め」しようとの主張がある。だが、大量の外国人を入れた国では、必ずや文化摩擦や排斥運動が起こる。とても「有望な解決策」とは思えない。多少時間がかかっても、少子化対策に力を入れていくしかない。

 少子化は要因が複雑に絡んでおり、その解決も一筋縄とはいかない。ここまで出生数が減ってしまった現実を考えれば、まずは第1子を増やすことに全力を挙げざるを得ない。

 しかし、第1子が生まれただけでは人口減少を克服することはできない。将来、その両親が亡くなると1減となるからだ。結婚しても子供に恵まれないカップルもいることを考えれば、第3子以降が増えない限り、人口が増加に転じることはない。

 子供が3人以上いる家庭は減っている。国立社会保障・人口問題研究所の調査(平成22年)によれば、夫婦の最終的な平均子供数は1・96人だ。子供3人以上の夫婦は全体の21・6%にすぎず、14年調査の34・4%に比べ激減した。

 3人目以降の出産を見合わせた夫婦の7割は「お金のかかりすぎ」を理由に挙げた。ならば、経済的な悩みを取り除くことだ。

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