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【泳ぎそして想う】競泳ヘッドコーチ・平井伯昌 リオ前年 世界一にこだわる

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【泳ぎそして想う】
競泳ヘッドコーチ・平井伯昌 リオ前年 世界一にこだわる

 2016年リオデジャネイロ五輪まであと1年半となった。4年に1度という五輪サイクルの中で、前半2年は大学の授業をなるべく休ませないなど、戦う態勢を整える準備の時期だった。今年は今までの準備を利用して覚悟を決めさせ、実力を「形」にしていくシーズンだと考えている。

 ターゲットにする大会はもちろん夏の世界選手権(ロシア・カザン)。日本水泳連盟では、個人種目で優勝した選手を当該種目でリオ五輪代表に内定する規定を定めている。五輪前年に代表を決める機会は北京五輪前の07年に「世界記録を樹立した選手」として初めて設けられ、ロンドン五輪前の11年には現在と同じ規定となったが、まだ該当者は出ていない。

 北島康介を指導していたときは、02年に男子200メートル平泳ぎで世界記録を出して以降、右肩上がりで、国内敵なしだった。世界一だけを目指して邁進(まいしん)していたので、北島の性格や当時の私の考え方からすれば、前年に代表を決める必要は特になかったように思う。

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