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【石平のChina Watch】習近平指導部の「反腐敗運動」に内部から批判 人民日報指摘「やり過ぎ論」「泥塗り論」「無意味論」で権力闘争激化か

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【石平のChina Watch】
習近平指導部の「反腐敗運動」に内部から批判 人民日報指摘「やり過ぎ論」「泥塗り論」「無意味論」で権力闘争激化か

中央規律検査委員会で演説する習近平氏=13日、北京 (新華社=共同)

 周知のように、習近平指導部は発足以来、「トラもハエもたたく」というスローガンを掲げて党内の腐敗摘発に全力を挙げている。それは民衆の支持を取り付け、政権の信望を高める重要な手段となった一方、習主席自身にとっても権力基盤を固める有力な武器となった。

 「腐敗」の話となると、大小の幹部たちは多かれ少なかれ「身に覚えがある」から、「摘発」という武器を手にした習主席には、誰も逆らうことができなくなったからである。

 過去1年間、習政権が急速に足場を固めた背景にはこういう事情があったのだろうが、習主席にとっての「腐敗摘発」は、もろ刃の剣でもある。周永康氏や徐才厚氏などの大物幹部を次から次へと摘発の血祭りに上げていく中で、民衆の期待はますます高まり、指導部はいっそうの摘発を断行し、それに応えなければならない。

 しかし、党幹部の大半に身の危険を感じさせる摘発がどこまでも突き進むと、それはまた、幹部集団からの強い反発を招くこととなる。

今の習主席には「選ぶべき2つの道」が…

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