産経ニュース

【産経抄】青春の歌 1月15日

ニュース コラム

記事詳細

更新

【産経抄】
青春の歌 1月15日

 人生の荒波に乗り出そうとしている、作者の決意表明であろう。「この本に全てがつまつてるわけぢやないだから私が続きを生きる」。今年の「歌会始の儀」のお題は「本」だった。最年少の入選者、東京女学館中3年、小林理央(りお)さん(15)の作品である。

 ▼毎年楽しみにしている東洋大学の「現代学生百人一首」も届いた。28回目を迎えた今回は、全国の学生から約5万5千首の歌が寄せられたそうだ。

 ▼青春は、恋の季節と言い換えてもいい。「電車内二度見もできず単語見る心が揺れる十分の恋」埼玉県立春日部高2年、加藤直人さん(17)。相手は気づいているだろうか。ウン十年前の甘酸っぱい思い出が、久しぶりによみがえってきた。

 ▼「将来の夢を問われて黙り込む幼い頃は三つも言えた」神奈川大付属高2年、田村璃咲(りさ)さん(17)。歌謡曲にもあるように、道に迷っているばかり。大人に近づいた証拠でもある。

「ニュース」のランキング