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【正論】首相は信任で国の根幹を正せ ジャーナリスト・櫻井よしこ

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【正論】
首相は信任で国の根幹を正せ ジャーナリスト・櫻井よしこ

 歴史においては幾度かの戦いもあった。その戦いで日本国に殉じた人々がいて、現在の日本がある。その英霊を慰め、感謝をささげることは国民を代表する首相しか果たせない重要な責務である。

 ≪戦後70年に国民が寄せた信頼≫

 だが、日本の精神的支柱のひとつであるその大事な参拝を、中国は日本国内のメディアと連動し、アメリカを巻き込み、対日歴史カードに仕立て上げた。戦後70年の来年を対日全面的歴史戦争の年と定め、12月13日には、南京大虐殺記念館で習主席が日本軍の30万人虐殺説を根拠もなく演説した。

 中国の仕掛ける政治的歴史戦争に屈服しない道はただひとつ、王道を歩み続けることの中にある。首相は靖国参拝の心を世界に発信し続け、毎年静かに参拝を続けるべきである。

 今回の選挙結果は、アベノミクスを含めた安倍政権2年間への総合評価である。戦後70年の道のりで私たちが置き去りにしてきた大事な価値観を、安倍首相なら取り戻し、国の根幹を正せると、国民が信頼を寄せたのである。

 内外の執拗(しつよう)な批判に加えて、志を同じくする次世代の党などの敗北という厳しい条件はある。だが、もっと大事なことは、国民が安倍首相を圧倒的に支持した事実である。経済、国防を強化し、憲法改正を説く中で、独立国の宰相としての姿を鮮明にしてほしい。

 毎年、靖国神社を参拝し、英霊への感謝と礼節を示して国民の誇りを取り戻すことこそ、歴史が安倍首相に託した使命である。(さくらい よしこ)

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