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【一筆多論】シーレーン阻害?中国海軍の機雷は10万個超 海自掃海活動「可能」の意義

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【一筆多論】
シーレーン阻害?中国海軍の機雷は10万個超 海自掃海活動「可能」の意義

 いいかげんに改めたらどうか。

 集団的自衛権の限定行使の一環として、海上交通路(シーレーン)の機雷を除去する海上自衛隊の掃海活動について、中東・ペルシャ湾のケースばかりを取り上げる、ばかの一つ覚えのような議論のことである。

 中国海軍は、新旧あわせて10万個以上の機雷を保有しているとされる。海自や米海軍は、イザというときに中国海軍には機雷を敷設する、機雷戦を仕掛ける能力と意思があるとみている。安上がりな機雷を使えば、強大な米海軍を追い払えるかもしれないからだ。

 僚紙「SANKEI EXPRESS」でも以前指摘したが、強調したいのでもう一度書く。集団的自衛権に基づく海自の掃海活動を可能にするという話は、中国海軍の機雷がシーレーンを阻害することを抑止する意義もあることを踏まえた方がいい。

 12月1日の日本記者クラブ主催の党首討論会では、ペルシャ湾での掃海活動をめぐって、首相と公明党の山口那津男代表の意見に齟齬(そご)がないか質(ただ)された。

 首相は、ホルムズ海峡が機雷で完全封鎖されれば世界経済パニックの恐れがあるとし、現場で戦闘がなければ、関係国の停戦合意前でも海自が掃海に従事する可能性を認めた。正しい態度だ。

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