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【主張】敦賀原発の破砕帯 科学者の原点を忘れるな

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【主張】
敦賀原発の破砕帯 科学者の原点を忘れるな

 原子力規制委員会の専門家調査団は、日本原子力発電・敦賀発電所(福井県)の敷地内破砕帯に関する評価書案を見直すべきだ。それが科学者としての務めであろう。

 評価書案の妥当性を別の専門家たちが検証するピアレビュー会合で、焦点の破砕帯を活断層と断じた根本部分を疑問視する指摘が相次いだからだ。

 敦賀発電所では、2号機原子炉建屋の直下を通る「D-1破砕帯」が活断層かどうかをめぐり、専門家調査団と日本原電の間で地質学論争が続いている。

 活断層と判断されれば、2号機は廃炉を余儀なくされる。判定には公正さと細心の注意深さが必要だ。だが、現実はどうだろう。

 あらねばならない姿からは、ほど遠いのではないか。民主党政権終末期の一昨年12月に行われた第1回評価会合で、2日間の審議日程を初日の2時間で切り上げ、「D-1破砕帯は活断層」との見解を示したことがその一例だ。

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