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【東京特派員】「性奴隷」とまで引き上げられた日本の〝悪辣度〟 汚名をそそぐ反論があった

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【東京特派員】
「性奴隷」とまで引き上げられた日本の〝悪辣度〟 汚名をそそぐ反論があった

 70年以上も前の中国大陸や南方の戦地で、日本兵が「酌婦」という名の慰安婦に慰められた。だから、来日する米国の知識人に会って、話題が慰安婦問題に飛べば「不幸な時代の悲しい秘史を心にとめなければならない」と答える。ただ、いつも付け加えることがある。

 「しかし、そうした不幸は、敗戦直後の日本にもあったのだ」

 昭和20年9月、敗戦後の日本本土に進駐してきた米兵の相手をする酌婦、娼婦(しょうふ)が、町の娘を守る「性の防波堤」として慰安施設で働いた。私が調べた千葉県でいえば、翌21年の記録では慰安婦が22警察署管内で624人もいた。

 この頃の主要都市では、米兵向けの街娼が「パンパン」と呼ばれ、特定の米兵だけを相手とする売春婦を「オンリー」といった。そんな戦後風俗史は、いま時の知日派米国人でさえ「そんなことがあったのか」と驚く。朝鮮戦争、ベトナム戦争も含め戦地に慰安婦はつきものであるが、彼らの無知か知らぬふりが厭(いと)わしい。

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