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【日曜講座 少子高齢時代】空き家急増 マンションが新たな火種 論説委員・河合雅司

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【日曜講座 少子高齢時代】
空き家急増 マンションが新たな火種 論説委員・河合雅司

 背景には日本人の「新築志向」の強さがある。政府も住宅ローンの控除など新築住宅の開発を促す政策を推進してきた。住宅取得が進めば、家電製品や家具など需要が伸びるとの計算だ。歴代政権にとって、分かりやすい「景気浮揚策」だったのである。

 持ち家率が6割を超した現状においては、新築住宅の推進政策はその“歴史的役目”を終えた。空き家をこれ以上増やさないようにするためには、中古市場整備へと政策シフトを図ることだ。解体ばかりでなく、「社会の資源」として再活用する視点も求められる。移住者向けや公共住宅へのリフォームを後押しすることである。

 過度な「新築志向」を改めない限り、われわれは大きな荷物を背負うことになる。

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