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【主張】憲法9条 平和はだれが守るのか ノーベル賞騒ぎは何だった

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【主張】
憲法9条 平和はだれが守るのか ノーベル賞騒ぎは何だった

 戦後日本の平和と安全は、憲法9条によって守られてきたのではない。当たり前のことを言わねばならないのは「平和憲法」によってのみ安全が保たれたかのような錯覚に、国民や他国の一部が陥っているようにみえるからだ。

 今年のノーベル平和賞の候補として憲法9条が取り沙汰された。しかし、いま目を向けるべきは、在日米軍と自衛隊を担い手とする日米安保体制による抑止力が機能していたからこそ、戦後、他国との武力衝突が一度もなかったという冷厳な現実である。

 ≪多くの問題点をはらむ≫

 「平和憲法で平和が保てるのなら、台風の日本上陸禁止も憲法に書いてもらえば安心して寝られる」と、皮肉を込めて憲法の欠陥を喝破した碩学(せきがく)の田中美知太郎の言葉を改めてかみしめよう。

 9条を含めた現行憲法は、多くの問題点をはらんでいる。

 産経新聞が昨年4月にまとめた「国民の憲法」要綱は、守るべき価値観として、天皇に加え、国民主権、平和主義、基本的人権などを挙げた。平和主義については、これまでのような「消極的平和主義」ではなく、「積極的平和主義」への転換を打ち出した。有事に備えて国防の軍を保持することも明示した。

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