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【主張】香港民主化デモ 抑圧で事態は解決しない

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【主張】
香港民主化デモ 抑圧で事態は解決しない

 香港の民主化後退に反対する学生らが抗議行動を続けている問題で、梁振英行政長官は学生団体との対話を再提案した。学生側も前向きの姿勢を示している。

 民主化を求める街頭占拠デモが流血の事態となるのを避けるためにも、対話は重要だ。しかし、当局側の狙いが時間稼ぎと民主化運動の切り崩しにあるのなら大きな間違いだ。

 香港当局と中国は、学生たちの声に真摯(しんし)に耳を傾け、1997年の香港返還で約束した「高度な自治」を保証する「一国二制度」という国際公約を、実のある形で実現しなければならない。

 中国は、2017年に予定される香港特別行政区の次期行政長官選挙で、親中派からなる約1200人の指名委員会で候補者を事前に選考する仕組みを決めた。

 民主派は事実上、排除され、初の直接投票(普通選挙)は骨抜きとなる。抗議行動が返還後、最大規模となったのも当然である。

 9月末に始まったデモでは、警官隊が香港中心部で学生らに催涙ガスを浴びせ、強制排除に動いた。警官が無抵抗の男性に暴行を加えたケースもあった。

 現地のやくざの一団が、学生たちを襲撃し、民主派寄りの大衆紙、蘋果日報(アップルデーリー)には、社員への脅迫や配送トラックの妨害も行われた。

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