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【主張】大学ランキング 世界で競う独創性育もう

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【主張】
大学ランキング 世界で競う独創性育もう

 欧米の主要大学では、優秀な教員や研究者を国内外から集め、学生を鍛える態勢が当たり前だ。日本の大学は英語がネックとなり、外国人教員や留学生の比率が低いなど、長らく指摘されてきた閉鎖性がなかなか改善されない。

 文部科学省は、世界レベルの研究を行う「スーパーグローバル大学」を選定し、重点支援する施策を始めた。世界に目を向けるのは当然だ。だが、一部の大学に限らず、地方を含めて各大学が特徴を持った強い分野を見いだし、研究と教育を進めてゆくことも、全体の底上げには大切だ。

 過去のノーベル賞受賞者をみても、化学賞の下村脩氏は長崎大、医学・生理学賞の山中伸弥氏は神戸大の出身で、地方大学などでの研究生活で育まれた新しい芽が、海外も含めた息の長い研究を重ね花開いたケースもある。

 短期の成果だけにとらわれず、その大学だけにしかできない研究について誇りと個性、独創性を持って進めてほしい。

 学術と文化を支える大学の使命は重い。

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