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【正論】「8・15」に思う 「慰安婦」歪曲をまだ続けるのか

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【正論】
「8・15」に思う 「慰安婦」歪曲をまだ続けるのか

 □東京基督教大学教授・西岡力

 「西岡さんと私が世間から極悪人と呼ばれることを覚悟して真実を追究しましょう」。22年前、ある月刊誌で慰安婦問題に関する論文を書いていたとき編集長が私に語った言葉だ。朝日新聞が、過去の自社の慰安婦問題に関する記事の検証を行った。それを読みながら、そのことを思い出した。

 ≪22年前の朝日記事批判≫

 朝日は検証を行った理由について5日付の紙面で〈一部の論壇やネット上には、「慰安婦問題は朝日新聞の捏造(ねつぞう)だ」といういわれなき批判が起きています。しかも、元慰安婦の記事を書いた元朝日新聞記者が名指しで中傷される事態になっています〉と書き、読者の疑問に答えるとした。検証は私への反論とも取れた。なぜなら、私は22年前、元慰安婦の記事を書いた植村隆記者の実名を挙げて最初に批判し、その後も今まで論文や著書で批判し続けてきたからだ。

 22年前の論文で私はまず、植村氏が、最初に名乗り出た元慰安婦、金学順さんについて「『女子挺身(ていしん)隊』の名で戦場に連行された」(1991年8月11日)、「地区の仕事をしている人にだまされて17歳で慰安婦にさせられた」(同年12月25日)などと書いたことを紹介した。次に、彼女が記者会見や訴状で「母親によって一四歳の時に平壌にあるキーセン(編注、朝鮮半島の芸妓・娼婦)の検番に売られていった。三年間の検番生活を終えた金さんが初めての就職だと思って、検番の義父に連れられていった所が、華北の日本軍三〇〇名余りがいる部隊の前だった」(「ハンギョレ新聞」同年8月15日)という経歴を明らかにしたことを指摘し次のように批判した。

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