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【主張】エボラ対策 ここでも積極平和主義を

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【主張】
エボラ対策 ここでも積極平和主義を

 発熱などの初期症状がマラリアと似ていることから判断が遅れてしまうケースもあるという。

 現地には欧米や日本からも医療関係者が支援に入り、実際の診療や介護、現地スタッフの研修や住民への啓発活動を続けている。

 だが、診療や看護には、ガウンやマスク、ゴーグルなどで最高度の感染防止策を取りつつあたらなければならず、医療スタッフの消耗度は激しい。流行拡大とともに人材不足が深刻化しており、流行を抑えるには世界レベルの支援体制が一段と求められている。

 ウイルスの感染経路や医療基盤の状況から見て、わが国に流行が飛び火し、国内で感染が拡大する可能性は実は低い。

 ただし、油断は禁物だ。海外で事業や援助活動に携わる邦人も多い。遠い他国の出来事として傍観することなく、専門家の派遣など可能な限りの貢献を継続して果たす姿勢は、積極的平和主義の観点からも必要だろう。

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