【ポトマック通信】大統領選の前哨戦 ポルノ女優弁護人のアベナッティ氏動く - 産経ニュース

【ポトマック通信】大統領選の前哨戦 ポルノ女優弁護人のアベナッティ氏動く

マイケル・アベナッティ氏(ロイター)
 トランプ米大統領との不倫関係を主張するポルノ女優の弁護人マイケル・アベナッティ氏(47)はこの夏、アイオワ、ニューハンプシャー両州を訪れた。大統領選で党の候補指名争いを左右する2つの序盤州でトランプ氏を激しく批判したアベナッティ氏が、2020年大統領選で野党・民主党候補の座を狙っていることは間違いない。
 アベナッティ氏が勝つわけがないという決めつけは禁物だ。14年中間選挙後に本格化した16年大統領選に向けた争いは当初、共和党ではブッシュ元フロリダ州知事が本命視され、トランプ氏は泡沫(ほうまつ)扱いされた。
 自戒を込めていうと、私はトランプ氏が15年6月の出馬表明で「南部国境に万里の長城を築く」と主張し、「東京でシボレーをみたことはあるか」と製造業の退潮による雇用流出を嘆いたことを「暴言」として記事にした。大統領になっても主張が変わらないところが面白いところで、支持者は批判するメディアを抵抗勢力として扱い、トランプ氏に熱狂する。
 11月の中間選挙まで2カ月を切った。上下両院の共和党の過半数がどうなるかはもちろん、再選を目指すトランプ氏が何をしかけ、どんな対抗軸やライバルが生まれるかに注目し、大統領選の前哨戦として中間選挙をみると興味深いものとなる。(加納宏幸)