「ニュースキャスターかくあるべし」櫻井よしこ、池上彰、木村太郎の金言 - 産経ニュース

「ニュースキャスターかくあるべし」櫻井よしこ、池上彰、木村太郎の金言

ジャーナリストの櫻井よしこ氏
 テレビをつければ、どの局も代わり映えのない情報番組ばかりである。しかも、キャスターに起用されたアイドルや芸人、アナウンサーらが、ニュースに関してどや顔でコメントする場面に出くわすこともある。そこに深みもなければ、説得力もない。ましてや、不祥事で突然降板するアイドルまで現れる始末である。
 過日、ジャーナリストの池上彰氏が、芸能人がニュースを伝える日本の情報番組について「違和感を禁じ得ません」などと指摘し、波紋を呼んだ。池上氏の指摘はもっともだが、こうした起用には視聴率競争の渦中にいるテレビ局、特に制作現場の事情が大きいのかもしれない。
 とはいえ、芸能人やアナウンサーを情報番組のキャスターに起用するのは、日本ならではの傾向らしい。欧米では、記者経験を積んだジャーナリストがキャスターに起用される例が多く、日本のようにイケメンアイドルや、容姿端麗の女子アナがニュースを語ることは少ないという。
 なぜ、日本の情報番組では「芸能人キャスター」がもてはやされるのか。そもそも、ニュースキャスターとはどういう仕事なのか。そんな疑問に、わが国を代表する3人のキャスター経験者がiRONNAに手記を寄せて答えてくれた。櫻井よしこ氏、池上彰氏、木村太郎氏である。
 櫻井氏は「ニュースの伝え手に問われるのは、何よりも報道のプロとしての質」とした上で、「ニュースの報じ方がおよそ一色に染まる」日本のテレビ局は「メダカの学校である」と指摘した。
 また、各局のニュース解説者として引っ張りだこの池上氏は、前述の「芸能人キャスター不要論」の真意を分かりやすく綴った。
 一方、木村氏は、テレビに政治的公平性を求めた「放送法4条」の撤廃論議を踏まえ、日本と米国のニュース番組事情について比較解説した。
 報道番組とワイドショーの垣根があいまいになった今、キャスターとはどうあるべきなのか。3氏の「金言」をiRONNAの最新テーマ「ニュースキャスターかくあるべし」でお届けする。
 主な記事は以下の通り。
櫻井よしこ手記 「ニュース番組までメダカの学校になってどうする」(櫻井よしこ)
池上彰「芸能人キャスター不要論」私の真意を教えます(池上彰)
「キャスターの時代は終わった」木村太郎が読む米ニュース戦争(木村太郎)
「ニュースを伝える怖さ」に気づいた柴田理恵は立派だった(ジャーナリスト、放送プロデューサー・杉江義浩)
ニュースは「職人の世界」覚悟があるなら櫻井翔でも構わない(武蔵野大学客員教授、元NHK社会部記者・小俣一平)