統一旗に竹島 南北の横紙破りを許すな

主張

 ジャカルタで開催されるアジア大会は18日、開会式が行われる。平昌冬季五輪に続いて韓国と北朝鮮は統一旗を振って合同で入場行進する。

 両国は白地に青の朝鮮半島を描いた統一旗に南北が「独島」と称する竹島を加えて掲げることを求めていたが、アジア・オリンピック評議会(OCA)はこれを認めなかった。

 平昌五輪で、同様の南北統一旗の使用を認めなかった国際オリンピック委員会(IOC)の判断に準じたものだ。

 平昌五輪の開会式では、竹島抜きの統一旗が使用された。

 オリンピック憲章が五輪の場における政治的、宗教的、人種的プロパガンダを禁じている以上、当然の判断である。IOCに拒否されてなお、アジア大会に竹島入りの統一旗を持ち込もうとする両国の神経を疑う。

 開会式に先んじて実施されたバスケットボール女子の1次リーグでは、地元インドネシアと対戦した南北合同チームの応援団が観客席で竹島入りの統一旗を振って応援した。応援団の多くは、統一旗と同じデザインの、そろいのシャツを着用していた。

 平昌五輪のアイスホッケー女子でも南北合同チームの練習試合で会場に竹島入りの統一旗が掲げられ、日本側が抗議した。今大会ではバスケットボール女子の他にボートやカヌーでも合同チームが組まれており、同様の光景が繰り広げられる可能性がある。

 民間の応援団が勝手にやったこと、ではすまない。自国応援団の行動にはその国の競技団体が責任を負う。まして北朝鮮に「民間」はなく国家主導の応援団であり、これと行動を一にすれば韓国側も共犯関係にあるといえる。

 こうした南北の勝手放題は、これを助長してきた国際スポーツ界にも責任はある。

 平昌五輪では大会直前、アイスホッケー女子で南北合同チームの参加が申請され、IOCは特例で登録選手数の増枠を認めた。

 今年の卓球の世界選手権では、南北が準々決勝での直接対決を前に突然、合同チームの結成を宣言し、これが認められた。南北は戦わずして準決勝に進んだが、日本に敗れた。

 ルールをないがしろにして、スポーツは成り立たない。国際スポーツ界はこれ以上、南北の横紙破りを許してはならない。