【ポトマック通信】沈黙の社会主義者 快活なトランプ支持者は「白人至上主義者」か?  - 産経ニュース

【ポトマック通信】沈黙の社会主義者 快活なトランプ支持者は「白人至上主義者」か? 

おどけるドナルド・トランプ大統領の支持者ら=13日、米ニューヨーク州ロームのグリフィス国際空港(ロイター)
1日、米ニューヨーク・ブルックリンで行われた政治団体「米民主社会主義」(DSA)の勉強会に参加する人たち(上塚真由撮影)
 11月の中間選挙に向けた連載のためワシントン郊外での「米民主社会主義者」(DSA)のデモとペンシルベニア州でのトランプ大統領の集会を1日でハシゴした。往復8時間の運転は大変だったが、社会主義に抵抗を持たず「サンダース現象」を起こした世代の本音と、トランプ氏の支持者が持つ熱意が続いているかを知りたかった。
 DSA支部は直接行動で逮捕者も出しておりガードは堅い。当たりを付けた現場にひそんでいると、赤いTシャツを着た若者たちが現れた。参加者に話を聞こうとしても警戒してしゃべらず、代表格も近寄ってきて露骨に圧力をかける。
 デモ終了後、代表格の目を盗んで黒人男性(26)に聞くと、「腐った資本主義の症状がトランプ。民主党を左に動かして社会主義を実現することが必要だ」と語ってくれた。
 トランプ氏の集会で十何人かに話を聞こうとして断られたのは2、3人だった。沖縄に駐留した元海兵隊員(52)は野球部員がみんなで脱帽して挨拶してくれたことが忘れられないといい、「米国人も見習わないとね」と笑った。
 大統領選でも感じたことだが、トランプ氏の熱心な支持者には、素朴に自由の価値を尊重する人が多い。「白人至上主義者」といった印象を受けたことはない。(加納宏幸)