【ポトマック通信】「日本を助けたい」西日本豪雨で米国の「JET」同窓生が立ち上がった - 産経ニュース

【ポトマック通信】「日本を助けたい」西日本豪雨で米国の「JET」同窓生が立ち上がった

 周辺が泥水に漬かった岡山県倉敷市真備町地区の「まび記念病院」=8日
 230人以上が死亡・行方不明となった西日本豪雨は、日本を知る当地の米国人にも大きな衝撃を与えた。そんな中、被災地の復興に少しでも貢献しようと立ち上がったのが、かつて英語指導助手や国際交流員として日本各地の小中学校や自治体に派遣された、日本政府の「JETプログラム」(外国青年招致事業)の元参加者らだ。
 米国からJETに参加したOBでつくる「全米JET同窓生協会」(登録者数約1万3000人)は、豪雨の被害が想像以上に深刻なのを見るや、7月12日、協会のウェブサイトに災害救援や復興支援のカンパを募るページを立ち上げた。
 ワシントンの日本大使館も情報拡散などで側面支援し、「月末までに5000ドル(約56万円)集める」との目標はたちまち達成。募金は既に6000ドル以上に達し、協会のバヒア・サーモンズレイン専務理事は「非常に心打たれている」と話す。
 「日本は私の人生に多くを与えてくれた。今度は私が日本を助けたい」
 OBの一人が協会のページに寄せたメッセージだ。
 JETとは、日本の「ソフトパワー」の最大の成功例だ。JETで日本に派遣された米国人は累計約3万4000人。彼らが少しでも日本を好きになってくれていれば、日米関係にとってこれほど心強いことはない。(黒瀬悦成)