(7月18~27日)オウム死刑執行 「職責を果たした法相に敬意」

目線~読者から
地下鉄サリン事件で、路上に設けられた救護所= 1995年3月、東京・地下鉄日比谷線築地駅前

 平成の日本を震撼(しんかん)させた一連のオウム真理教事件で法務省は26日、教団元幹部ら6人の刑を執行。元教祖の麻原彰晃元死刑囚ら7人と合わせて死刑が確定した13人全員が執行されました(27日付)。

 「いくら死刑囚でも一度に6人とは、あまり気持ちのいいものではない」(千葉県、66歳男性)▽「テレビでは数を挙げて上川陽子法相を批判していたが、法で定められたことを実行した。批判されることはない」(東京都、70歳男性)▽「上川法相に心の葛藤があったことは容易に想像できる。職責を果たしたことに敬意を表したい」(千葉県、80歳男性)▽「20年以上かかって決着した。当時の取材記者にも書いてほしかった」(男性)

 26日の会見で「身勝手な教義の下、2度にわたる無差別テロに及んだ」「慎重な上にも慎重な検討を重ねた上で執行を命令した」と語った上川法相。金曜隔週連載「モンテーニュとの対話」の20日付「上川法務大臣の胆力に脱帽」は読者から高い関心を集めました。

 16世紀のフランスの思想家と対話(随想録を引用)しながら、現代社会を切り取る企画で、筆者の桑原聡記者は、皇帝ネロさえも死刑宣告の署名に悩んだという項目を紹介し、《死刑で得るものは》《自分が被害者遺族だったら》と死刑制度の是非を自問。その上で上川法相が託された職務、法の正義の貫徹を相当な覚悟を持って実行したことを「胆力」という言葉で評しました。

 「政治部でも社会部でもない、文化部記者だから書ける文章だと思った。死刑執行の記事には違和感を覚えることが多いが、腑(ふ)に落ちた気がする」(東京都、60代男性)▽「いつもは読み飛ばすが、最後まで一気に読んだ。筋が通っている」(東京都、70歳男性)▽「久しぶりに骨のある話。ただ、『ポスト安倍の一番手に』は言い過ぎ」(男性)

 台風一過。再び暑い夏が始まりました。23日付産経抄では、平成19年に最高気温35度以上の日を「猛暑日」と定めたことを詠んだ《ほらごらん猛暑日なんか作るから》という句を紹介。すると作者の中原幸子さんから「やけっぱちの句も、こういうふうに取り上げていただけるなら、作っておいてよかったなあ、とつくづく実感、ちょっと涼しくなった気が致しますから不思議です」。こう軽妙かつ涼やかなメールをいただきました。(読者サービスグループ)