【ソウルからヨボセヨ】憲法裁が宗教的理由による「良心的兵役拒否」を容認 ちゃんと軍隊に行く大多数には良心がない? - 産経ニュース

【ソウルからヨボセヨ】憲法裁が宗教的理由による「良心的兵役拒否」を容認 ちゃんと軍隊に行く大多数には良心がない?

 韓国で長年の懸案になっていた宗教的理由による兵役拒否者の処罰の是非について、このほど憲法裁判所が「処罰は良心の自由の侵害」として拒否を容認する決定を出し話題になっている。成人男性はみんな一度は軍隊に行かなければならないという徴兵制度がある韓国ならではの問題だが、決定に対し世論には結構、批判が多い。
 問題の兵役拒否者のほとんどは武器や戦争を拒否する「エホバの証人」など特定の宗教の信者たちで、メディアによると年間300~500人ほどいる。これまで拒否者は刑事処罰の対象だったが、今後は処罰せず奉仕活動など代わりの義務を課せばいいというのだ。
 憲法裁を含め韓国では宗教的兵役拒否を「良心的兵役拒否」という。しかしこれでは法に従ってちゃんと軍隊に行っている大多数は「良心がない」「非良心的」になると、不満や怒りの声が出ている。またこれを認めると「良心」や「信念」を理由に兵役逃れをする「非良心的拒否者」が増える可能性もある。
 今回、マスコミの多くは「良心的兵役拒否」と報じているが、韓国においては日韓関係でも慰安婦問題や歴史認識など韓国の立場を支持する日本人を決まって「良心的日本人」という。どこか「良心」の安売りという感じがしないでもない。(黒田勝弘)