【ん!?】京葉道路のある地点で眺めた、それはそれはすてきな日没 - 産経ニュース

【ん!?】京葉道路のある地点で眺めた、それはそれはすてきな日没

 真っすぐに伸びていく6車線道路。その両側に立ち並んだビル。「一点透視図法」の見本みたいな風景の真ん中に、夕日がきれいに落ちていく。影はだんだん長くなって、空も次第に夕焼け色に。太陽を真っ正面に見る感じになってて、車を運転してる人はサングラスがないと大変そうだ。眺めていると、歩道橋上にはケータイやカメラを構える人が続々。たしかにこれは撮りたくなる。私も「インスタ映え」な写真をいただき。インスタやってないけど。
 東京と千葉を結んでいる京葉道路は、両国から錦糸町にかけての区間は、ほぼ東西一直線になっている。その道路の方向と日没の地点が一致する、春分の日と秋分の日に近い数日間だけこういう夕景が見られるのだという。
 知人から「江東橋三丁目の夕日」というブログ記事を教えてもらったのがきっかけ。京葉道路をまたぐ錦糸町駅前の歩道橋から眺めることを前提に、専門家が緯度や日没時刻、道路の方位などを計算して、観測に向いた日時を記した「夕日予報」を発表している。今春は「3月13~21日がおススメ」だというので、眺めにいったのだ。少し雲が多かったので、最後はかすんでしまったが、それでもすてきな日没を楽しめた。
 太陽の運行が生み出す絶景というと、ダイヤモンド富士だとか、伊勢の夫婦岩に昇る朝日とかが有名だし、夕日スポットだって、風光明媚(めいび)な観光地が全国にたくさんある。それはそれで魅力的だけど、いつも見慣れているなんでもない日常風景が、ある瞬間に特定の条件がそろうと、全然違って見えてしまうというのが面白い。
 「○○三丁目の夕日」は、全国のどの街にもあるはずで、きっと見つけられるのを待っている。(篠原知存)