めざせ? 盆踊ラー 河内音頭を冬に踊ってみたら…

ん!?

 盆踊りは楽しい。真冬に何のこっちゃと言われそうだが、踊ってきたのだ。いや、正確にはとても「踊った」とは言えないか。なんとか足運びを2、3種覚えたぐらいだけど。

 きっかけは、東京・錦糸町で河内音頭のイベントがあると知ったこと。なぜ東京で河内音頭!? 首都圏河内音頭推進協議会という団体に連絡すると、事務局長のいちばけいさんが、すかさずレクチャーしてくれた。

 「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」は毎年8月下旬に開かれていて昨年が36回目。10年以上も東京に住んでいながら知らなかったのは関西人として不覚。のべ3万人も動員すると聞いて絶句。地元だけでなく、各地から人が集まってくる。若い人が多いのも特徴だという。

 よさこいとか阿波踊りとか、地元の枠を超えて広がった踊りは他にもあるけれど「盆踊りのいいところはグループでなく1人で参加できること」。シーズンになると各地の盆踊りを渡り歩く人たちもいて「盆踊ラー」と呼ばれているらしい。

 一度踊ってみたい。そう言うと教えてもらったのが、墨田区内の地域プラザで開かれた催し「河内音頭で踊ろう」。音頭取りの練習をしている人の発表会兼踊りの練習会だった。

 演奏が始まると自然発生的にフロアに輪ができていく。みんなうまい。がんばってマネしようとするが、全然ついていけない。左足、右足、手をくるり、左足をトン、両手をパン、踏みかえ…だっ、足踏んだ。

 若い人もたしかに多い。でも目を引くのは年配のおネエさんたち。やっぱり年季がものをいうのか。絵になるなぁ。初心者たちを優しくリードしつつ、ひらりひらり。格好良すぎる。数曲で汗だくへろへろになってギブアップしたが、めざしてみようか盆踊ラー。(篠原知存)