お相手はいささかの、くもりも不安もないようにせんとアカンやろ

宮嶋茂樹の直球&曲球
宮内庁

 いやあ…心配なことである。秋篠宮家のご長女、眞子さまのご結婚が延期された、というやないか。われら「平民」ですらこれだけ心配するくらいである。宮家や眞子さまご自身のご心痛は察してあまりある。ましてやインターネット全盛のご時世、見たくもないもの、聞きたくもないものが入ってくるであろう。

 宮内庁は例によって、一部週刊誌の報道のせいではない、という。また、ワシら雑誌メディアを見下しとる。何で週刊誌報道のスクープは認めてくださらん。記者クラブ入ってへんからか?

 言うとくが、そんな週刊誌報道が、国会議員の不倫暴いて辞任まで追い込んだんや。自民党の元アイドル議員はいまだバッジ外す気配もないハジ知らずやが、お相手の市議は、政務費不正使用までバレて辞職、いまや裁判を待つ身や。与党だけとちゃうで。元民進党の幹事長候補やった女センセイを離党に追い込み、昨年の総選挙のきっかけにまでなったといわれたぐらいや。週刊誌報道の方が、不偏不党やと思わんか?

 ワシは何も、皇族が民間人と結婚すべきやない、と言うとるわけやないで。責任は、ちゃんと“身体検査”せんかった宮内庁のお役人らにあるんや。たとえ、ご結婚延期されても、これからお相手や家族のことは、身ぐるみはがされるかのごとく、報道され続けるのは必至やで。

 ワシは、家庭を一度壊しとる。実は結婚前に、フィリピンでゼニがらみの問題起こし、相手の家から結婚延期、もしくは解消を迫られたんや。「障害があるほうが愛は燃える」などとテキトーな理由こねて、反対押し切って式挙げたけど、結局、前妻には3年間、耐え難い苦労をかけ続けた。あのとき少しでも周囲の声に耳傾けとったら、前妻の心痛を少しでも和らげることができたやろ、と後悔の念にかられる。

 ワシなんかと比べるのも畏れ多いが、眞子さまのお相手は、来年、皇太子殿下が即位されたら、天皇陛下の義理のおいになるのである。いささかの、くもりも不安材料もないようにせんとアカンやろ、と心配しとるだけである。

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【プロフィル】宮嶋茂樹

 みやじま・しげき カメラマン。1961年、兵庫県出身。日大芸術学部卒。写真週刊誌を経てフリーに。東京拘置所収監中の麻原彰晃死刑囚や、北朝鮮の金正日総書記をとらえたスクープ写真を連発。写真集に男女の若き海上自衛官を撮った「国防男子」「国防女子」。