今、山歩きが熱い

ん!?

 散歩好き、寄り道好きなので本屋に立ち寄って「散歩本」コーナーがあると、欠かさずチェックする。面白そうな本はすかさず買うので、どんどんたまっていく。とても全部を踏破するのは無理だし、ガイド役に持ち出すのがいつになるかわからない本が多数だが、そういう散歩もあったのかぁ!という発見が楽しいから、ついつい増えてしまうのだ。

 べつに散歩に理由も目標も必要ないし、ただぼんやりと歩くこともある。でも、気持ちを盛り上げてくれる要素があると楽しさアップ。散歩本からはよくいいヒントをもらえる。

 散歩の三大要素といえば「地形、歴史、文化」(個人的見解です)。いい本はその組み合わせ方がうまい。さらに乗り物とかグルメとか写真撮影とか、しゃれた味付けがあると、もうちょっと逆らいがたい。

 最近、これはうまいなぁ…と感心させられたのが東京都山岳連盟が監修した『御朱印トレッキング』(淡交社)。山歩きを楽しみつつ、山にある社寺に参拝してみようと誘うガイドブック。御朱印と登山ですよ。中高年の心に刺さるベストマッチ。もちろん即購入しました。

 山はもともと拝礼の対象だったり修行の地になったりする場所。由緒ある社寺も多いし、山の中にある奥の院や奥の宮は独特の雰囲気を持っている。登山のガイド本としてコース図やルート案内も掲載する一方で、どんな霊場でどういう信仰を集めているか説明してくれる。読んでおけばいつもと違った気分で山歩きを楽しめそう。

 富士山以外は関東地方の低山が選ばれていて初心者OK。掲載されている中で、いただいたことのある御朱印は、高尾山にある高尾山薬王院だけだった。新年の散歩はじめは、どこかの山かなぁ。(篠原知存)