路線バスで東海道をゆく旅はいきなり失敗…

ん!?

 東京から路線バスで東海道をゆく旅は、初日に横浜、2日目で茅ケ崎に到達した。今回は小田原あたりが目標かな。茅ケ崎駅から再スタートしたが、いきなり失敗。隣の辻堂駅に向かうバスに乗り込んで、停留所2つ分ほど行って気づいた。辻堂って東京方面なのでは…あわてて下車。戻ってどうする。

 西隣は平塚でした。北口から神奈川中央交通「茅06 平塚駅北口」行きに乗車。国道1号をたどる。相模川を渡って平塚駅へ。さて次は…。大磯方面へは本数も結構出ている。

 急ぐこともないし、と平塚八幡宮にお参り。まさかその後、たった5分に泣くことになると知るはずもなく、昼食ものんびり。平塚駅北口から神奈中「平47 二宮駅南口」行きで西へ向かう。このあたりの国道1号は海岸沿いにバイパスがあって、路線バスは旧道をたどる。海は家並み越しにちらちらとしか見えないけど、松林があったりして、海岸っぽい雰囲気だ。

 大磯駅を経由して終点の二宮駅で降りると先へ向かうバスは1時間後。時間つぶしなら海かなぁ、と歩き出した。でも、行き止まり。迷っていると親切な住民が秘密の通路を教えてくれた。草むらに消えそうな小道、崖にはロープ、とちょっとした冒険気分。西湘バイパスの橋脚が林立する無人の海岸で、石拾いを楽しむ。

 駅に戻るとやってきたのは神奈中「平43 国府津(こうづ)駅」行き。じつは平塚駅発で、あっちで待っていても同じバスに乗れたことになるが、それなら二宮は通過していた。もちろん平塚で他の場所に足を延ばしていたら、あるいは大磯で乗り継いでいたら、また違った面白いことに出くわしたかもしれないけど、旅はいつだって自分が選んだ道が正解なのだ。5分に泣いた話はまた来週。(篠原知存)