「木の酒」初の一般向け試飲会 ベンチャーが10月8日に実施 抽選で10人

人類史上初の4種類の「木の酒」。透明な蒸留酒と香りを生かした新顔が2本ずつ並ぶ(森林総合研究所提供)
人類史上初の4種類の「木の酒」。透明な蒸留酒と香りを生かした新顔が2本ずつ並ぶ(森林総合研究所提供)

世界初となる木の酒の市販を目指すベンチャー企業「エシカル・スピリッツ」(東京都台東区)は19日、一般向けでは初となる試飲会を10月8日に行うと発表した。定員は10人で応募多数の場合は抽選となる。

木の酒は木の成分を直接発酵、蒸留させたもので、森林総合研究所(茨城県つくば市)が製法を開発した。ビールや日本酒、ウイスキーのように穀物を原料としない、全く新しい酒だ。

同社は令和3年、森林総研から木の酒づくりに関わる特許の使用許可を得た。今後、旧つくば市立作岡小学校の敷地内にある体育館を転用した蒸留所で、埼玉県ときがわ町から調達した杉の間伐材から木の酒を製造。早ければ来年冬、ブランド名「WoodSpirits(ウッドスピリッツ)」として試験販売を開始する。

試飲会は同社の東京リバーサイド蒸留所(東京都台東区)で、10月8日午前10時から正午まで実施。申し込みは9月30日までに同社の応募フォーム(https://f.nativeforms.com/QSSJHMv1jZmYFMy0EVm1Db)で受け付ける。当選者には10月2日までにメールで伝える。

世界初「木の酒」の蒸留所となる見通しの旧小学校体育館=茨城県つくば市(エシカル・スピリッツ社提供)
世界初「木の酒」の蒸留所となる見通しの旧小学校体育館=茨城県つくば市(エシカル・スピリッツ社提供)
世界初「木の酒」の蒸留所となる見通しの旧小学校体育館=茨城県つくば市(エシカル・スピリッツ社提供)
世界初「木の酒」の蒸留所となる見通しの旧小学校体育館=茨城県つくば市(エシカル・スピリッツ社提供)

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