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「ドーン」響いたごう音 作業員、梁と共に落下 東京・八重洲のビル建設現場

事故があった東京都中央区八重洲のビル工事現場=19日午前10時20分
事故があった東京都中央区八重洲のビル工事現場=19日午前10時20分

19日午前9時20分ごろ、 東京都中央区八重洲1丁目のビル工事現場で「10階から作業員数名が落下した」と119番があった。警視庁中央署によると、20~40代の男性作業員4人が転落し、いずれも病院に搬送されたが2人が死亡、1人が意識不明の重体。残る1人のほか、下で作業をしていた男性1人も巻き込まれてけがをしたとみられるが程度は不明。

亡くなったのは30代と40代の作業員。51階建てビル建設現場の7階で作業をし、3階に落ちたとみられる。

鉄骨の落下事故があった工事現場=19日午前、東京都中央区(萩原悠久人撮影)
鉄骨の落下事故があった工事現場=19日午前、東京都中央区(萩原悠久人撮影)

駆け回る警察官、消防隊員

「ドーンという音が響いた」「雷が落ちるような音」。ビル建設現場で発生した事故は、オフィスビルやホテルなどが立ち並ぶ、東京駅・八重洲口の目前で起きた。約15トンの梁と支柱の鉄骨との間に不具合が起きた影響で、高所から複数の作業員が梁と共に落下。ごう音が響いた後には多くの消防車両や救急車が集まり、消防隊員や警察官が慌ただしく出入りした。

鉄骨が落下したビルの工事現場周辺に停まる消防車=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場周辺に停まる消防車=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)

近くの会社に勤務する男性(38)は「地震のような地響きがして、その後、カラカラと金属が転がるような音が聞こえた。数人がストレッチャーで搬送されていった」と動揺した様子で話した。

近くにいた40代男性は「現場から運び出されていくけが人を見た。頭あたりから血が流れていた」と搬送時の様子を振り返った。

鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)

事故現場付近を通りかかった60代の女性会社員は「怖い。注意して歩かないとなと思った。心臓のドキドキが止まらない」と不安そうに話した。

鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(酒井真大撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(酒井真大撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)
事故があった東京都中央区八重洲のビル工事現場=19日午前10時21分
事故があった東京都中央区八重洲のビル工事現場=19日午前10時21分
鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場周辺を規制する警察官ら=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)
鉄骨が落下したビルの工事現場周辺を規制する警察官ら=19日午前、東京都中央区(鴨川一也撮影)

作業員2人死亡、1人意識不明 支柱の固定不十分だったか

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