ロシア極東のボストーチヌイ宇宙基地で13日に行われた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記とロシアのプーチン大統領との会談について、北朝鮮メディアは安全保障分野で「満足な合意」に至ったと伝えた。ウクライナ戦争の長期化に伴い、ロシアは北朝鮮に砲弾など武器供与を求めたとみられるが、その品質は軍事大国ロシアの実戦で役立つのか。もしくは「質より量」なのか。
工場「現代化」宣伝か
金氏は8月から9月にかけて、党幹部とともに軍需工場を相次いで視察した。朝鮮中央通信は8月6日、超大型大口径放射砲(多連装ロケット砲)の工場を視察した金氏が、生産工程全般に新たな設備と測定装置を導入して精密加工能力を高めたことに「大きな満足を示した」と報じた。