スポーツ交差点「六甲おろし」 別府育郎2023/9/19 09:00別府 育郎有料プラン記事オピニオンコラム反応セ・リーグで18年ぶりの優勝を決め、場内を一周する岡田監督(中央)と阪神ナイン=甲子園阪神タイガースが優勝した。昨季、開幕17戦でわずか1勝だった体たらくのころに、誰がこの活況を想像したろう。一人知っている。泥沼連敗のさなかに、OBの江夏豊さんと飯を食った。喫煙所で彼は「阪神な、ひょっとするとひょっとするかもしれんよ」といった。理由は、投手が若い、チームが明るい―の2つだった。「これだけ負けが込んだら、誰かのせいにしてチーム内がぎすぎすする。昔はそうだった。おれには今の選手が分からんよ」