レスリングの世界選手権第3日は18日、ベオグラードで行われ、男子フリースタイル79キロ級の表彰式はロシアによるウクライナ侵攻が影を落とした。ロシア出身で個人の中立選手(AIN)として出場のウスマノフが優勝。3位のミハイロフ(ウクライナ)はメダリストによる記念撮影を拒否し、先に表彰台を下りた。
ウスマノフは「出場できたことに感謝。母に喜びを伝えたい」と涙する一方、ミハイロフは爆撃で母国が苦しんでいることを強調し「ロシアは狂っている」と話した。取材ゾーンでもAINの関係者と距離を置き、重苦しい雰囲気が漂った。(共同)