ゴーン被告訴訟、審問延期 レバノン、日産関係者欠席

カルロス・ゴーン被告(納冨康撮影)
カルロス・ゴーン被告(納冨康撮影)

元日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告が名誉毀損を受けたなどとして、逃亡先のレバノンで日産や同社関係者らに約10億ドル(約1470億円)の損害賠償を求めた訴訟で、レバノンの担当判事は18日、この日に予定していた予備的な審問の延期を決定した。日産関係者が欠席したため。司法当局者が明らかにした。

担当判事は提訴された日産関係者ら16人から直接意見を聴くため出席を求める書簡を送ったが、ゴーン被告と日産双方の代理人以外は指定された場所に現れなかった。次回期日は未定で、今後の審理の見通しは不透明だ。

ゴーン被告は2018年11月に日本で逮捕され、その後に会社法違反(特別背任)罪などで起訴された。保釈中の19年12月にレバノンに逃亡。今年5月に提訴した。(共同)

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