「隣国参加の監視」求める 処理水巡り中国

視察した東京・豊洲市場で、海産物を試食する岸田文雄首相(左)=8月31日午前(代表撮影)
視察した東京・豊洲市場で、海産物を試食する岸田文雄首相(左)=8月31日午前(代表撮影)

在日本中国大使館は18日、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り「隣国などの利害関係者が参加する長期的で有効な国際モニタリング(監視)の仕組みを構築すべきだと中国は何度も強調している」とし「日本が核汚染水の処理に自信があるなら責任ある態度でこれに反応すべきだ」とする談話を発表した。

日本外務省は中国大使館が日本側検査の信頼性は不十分だと主張していることに対し、中国側に反論した回答を14日に公表。中国大使館の談話はこれに反発した形。

中国は処理水を巡り放射性物質のモニタリング結果を分析・評価する国際原子力機関(IAEA)の国際的枠組みに加わっていない。(共同)

処理水糾弾は「贈り物」

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