東山新社長は悪手? 当初から疑問視されていた資質

東山新社長は難局を乗り切れるか
東山新社長は難局を乗り切れるか

故ジャニー喜多川元社長による性加害を全面的に認めたジャニーズ事務所。少年隊の東山紀之(56)を新社長に据えたが、〝解体的な出直し〟という姿勢が見えないことからスポンサー離れは加速するばかり。もとより東山の社長就任も懸念を示す声があった〝悪手〟でしかなかった。

ジャニーズ事務所は今月7日に行った記者会見で、同月5日付で藤島ジュリー景子氏(57)が社長を引責辞任し、東山が社長に就任したことを明らかにした。

「東山は会見で8月頭に打診があったことを明かしました。東山も結局、内部の人間なので批判は免れない。それでも彼に白羽の矢がたったということは、外部で引き受けてくれる人がいなかったということですよ。あえて火中の栗を拾いたい人はいませんから」と女性誌編集者は話す。

会見で「鬼畜の所業」とジャニー氏を批判した東山は、暴露本をもとに「自分のパンツをはけ」「僕のソーセージを食え」といった発言など自身のセクハラ・パワハラ疑惑を追及されると、「自分はやっていない」と否定した。

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「当初きっぱりとした否定でしたが、記者たちから繰り返し問われるうちに、次第に『覚えていないことが多い』『対話をすれば思い出すことがあるかもしれない』とトーンダウンしました。今後の成り行き次第では、事態をさらに悪化させかねません」と先の女性誌編集者は話す。

そして、音楽関係者は当初から東山の社長就任には懸念を抱いていたことを明かす。

「発表前から、東山さんが社長になるという情報が漏れ伝わってきましたが、遅かれ早かれ、東山自身に社長の資格があるかを問われることになると思っていました。案の定、『文春オンライン』はさっそく東山さんとジュリーさんがかつて交際していた噂があったことを伝えていました。会見での追及もそうですが、こうした〝暴露〟があることは十分に想定できたはずです。つまりは〝キジも鳴かずば撃たれまい〟ということですよ」

実際、会見後も、過去にあった女優との交際報道や、元所属タレントの証言を踏まえて、社長としての適格性を問う報道が相次いでいる。

「本人は年内に引退して社長業に専念することを明言していますが、まずもって東山さんが社長をすること自体が〝解体的出直し〟を求められている企業としては〝悪手〟にほかなりません」とも。

厳しい状況は承知の上かもしれないが、事態はそれ以上に深刻だ。

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