東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、主要野党間の認識の差が浮き彫りになっている。日本維新の会と国民民主党は風評被害に拍車をかけるとして、党関係者の「汚染魚」との発信を問題視しながら「汚染水」の表現は使い続ける共産党を厳しく批判している。一方、立憲民主党は汚染魚への見解を語らず、汚染水については条件付きで使用を認める構えを示している。
「同じ日本人として東北の復興を一日でも早めていく。質を上げていくことは、これからも党是に近い形で協力したい」
維新の馬場伸幸代表は15日、東京都内のホテルで開いた党主催の「東北応援プロジェクト」でマイクを握り、東北産食材の消費拡大を図ろうと訴えた。出席した維新の国会議員らは福島県産の魚を使った塩麹焼やすしなどに舌鼓を打った。