吉本シン新喜劇

「器用貧乏」エンターテイナー森田展義、噺家の弟子やUSJキャストも経験

「エンターテイナーになりたい」と思い続け、吉本新喜劇に救われたという森田展義
「エンターテイナーになりたい」と思い続け、吉本新喜劇に救われたという森田展義

吉本新喜劇には、さまざまな才能を持つ座員がいます。そんな中で自らを「器用貧乏」と評する男がいます。森田展義。新喜劇ではボケもツッコミもでき、高校時代には美術を専攻していたので絵も得意。ベースが弾けて乗馬もでき英語も堪能と、なんでもソツなくこなします。

そんな彼に新喜劇入団までの道のりを聞くと、これまたいろいろとやっていました。

大学時代、高校の同級生とコンビを組み漫才に精を出すも、相方が公務員になり卒業とともに解散。1人でお笑いを続けるために、噺家になろうと笑福亭福笑に弟子入りするもクビになり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のキャストに。

その後、NSC(吉本総合芸能学院)の新喜劇コースに入学するも、入団オーディションでよもやの不合格。カナダに渡ってインプロ(即興劇)を学び、帰国後に再び新喜劇のオーディションに挑戦して合格したそうです。

「お笑いに未練があるから日本から離れたけど、結局戻ってきた」。紆余曲折あっても、根本にはずっと「エンターテイナーになりたい」という思いがあったんですね。ちなみに「福笑師匠も新喜劇がお好きで、今では年に1回、挨拶にも行けるようになった」そうです。

森田は16、17の両日に若手中心の「セカンドシアター新喜劇」で、20歳年下の入澤弘喜とともにリーダーを務めます。「年齢が離れていると、こっちが思いつかないことを提案してくれる。若いエネルギーがうらやましい」と、父親のようなまなざしで語ります。

いろいろなものに興味の尽きない森田は、講談師・旭堂南左衛門の元で講談の勉強も始めたそうです。

「講談も新喜劇に役立てないと意味がない。今までやってきたことを全部、新喜劇に生かしたい。新喜劇は初恋の相手みたいに、ずっと嫌いになれない」

芸人ライターで吉本新喜劇座員の吉岡友見
芸人ライターで吉本新喜劇座員の吉岡友見

結局は新喜劇にいちずな男・森田展義の作るセカンドシアター新喜劇を、皆さまぜひ見に来てください!

(吉本新喜劇座員・芸人ライター 吉岡友見)

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