松本総務相が退任会見「風通しの良い職場に」

松本剛明総務相
松本剛明総務相

松本剛明総務相は13日の閣議後記者会見で、内閣改造に伴い退任することを受けて「各部署とコミュニケーションを取り、意義のある仕事をしていると思ってもらえるよう注力してきた」と任期を振り返った。

松本氏は昨年11月に就任。総務省の担務については「所掌が広く、重要なものが多いということを痛感した」と述べた。

その中で組織のトップとして「風通しの良い職場になってほしいと思っていた」とし、若手職員との対話などを積極的に進めてきたと述べた。地方自治、情報通信、郵政などの分野で「いくつか種をまき、育てることもできたのではないか」と振り返った。

任期中、特に印象に残っていることとしては、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県を訪問したことを挙げ「少しずつ前に進む中に立ち会えたことは印象に残る」と述べた。

後任の鈴木淳司氏は、総務副大臣や政務官を務めた経歴を持つ。松本氏は「私が取り組んでいた課題も引き継ぐが、既にご自身でも課題などは持っていると思う。期待したい」と後を託した。

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