中学校や高校の部活動の主体を学校から地域に移行することを文科省は進めている。従来、教師が担ってきた部活動の指導を、学校から切り離し、地域のスポーツクラブや民間事業者、外部団体などに任せようという試みである。
部活動の地域移行を進める主な理由は、教師が教科の指導のみならず、それ以外の部活動や生活面での指導など多くの業務を抱えており、多忙すぎるからということである。
特に部活動の指導は休日にもあり、教師は休みを取ることも困難だ。そのため部活動の指導を地域のスポーツクラブや民間事業者などに移行し、教師の負担を軽減すべきだというのである。