「音羽会書アート展Vol.12」が文京ギャラリーシビックで開催

「音羽会書アート展Vol.12」が、8月30日~9月1日まで、文京区春日の文京ギャラリーシビックで開催された。

音羽会は、諸留大穹さん(産経国際書会常務理事)が代表を務め、書アート展は2年に1回開催されるが、コロナ禍もあって今年は3年ぶりの開催となった。「暑い夏の終わりを熱い書で」をキャッチフレーズに、前衛書、大字、かな、臨書などの約30点が展観され、会場には熱気がこもる。

諸留代表は、墨色と余白が映える、五連の超大作「without you」、黒地に細線で彩を工夫した「都会の喧噪Ⅲ」、近年好んで書作している心シリーズの白眉ともいえる縦額の「心」の三作を発表。佐那さん(同審査会員)は、濃墨で造形豊かな「ねがい<釈迦如来>」「ねがい<観音菩薩>」、淡墨で絶妙なバランスの「うどん」などを出品。

他に豊沢琥珀さん「人間失格」、泉茉日夏さん「黄梅桃李」、井上大翔さん「鏡花梅月」、矢島太気さん「呪詛」など可読性の極限を追求する大字作品が眼を惹く。聞けば、小・中学生のころから大字作品に挑戦している人も多く、大人顔負けの作品が会場に散見され興味深い。客員として小林太玄(大徳寺紅梅院和尚)、森白拳の両氏が賛助出品している。

「産経国際書会」のHPはこちら

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