第49回宏道書展(山本晴城会長)が8月22日から27日まで、名古屋市中区の名古屋電気文化会館ギャラリーで開催された。
宏道書会は、山本晴城会長(産経国際書会副理事長)、風岡五城名誉会長(産経国際書会名誉理事長・東海書道芸術院会長)が率いる、東海3県を基盤とする有力な書道団体で書道誌『硯田』を発行して書の普及に努めている。今回展は、一般部約140点、ペン字約30点が出陳され、行草、篆書、隷書、楷書、詩文書、かなと個性的で多彩な力作が会場を埋めた。また、学生部展を併催し盛大な展観となった。
風岡五城名誉会長は、風韻漂う「浮瓜沈李」、山本晴城会長は骨太の篆書「劉長卿詩句」、羽根田菖橋さんは瀟洒な「魯峻碑四言二句」、木村大澤理事長は、風格のある「攀龍鱗附鳳翼」を出品。他に大竹翠葉さん「涼州詩」、加藤松亭さん「非理法権天」、志字一燿さん「臨武威後漢簡」、中島恵華さん「李中詩」、羽根田菖風さん「文同詩」などの力作が並んだ。