“モード界の帝王”と称される世界的デザイナー、イヴ・サンローランの大回顧展「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」が9月20日から東京・六本木の国立新美術館で開催されます。
サンローランは21歳でクリスチャン・ディオールの後継者として鮮烈なデビューを飾ります。その後、2002年に引退するまで、サファリ・ルックやピーコートといったアイテムを定着させ女性たちのワードローブに変革をもたらしたほか、現代美術からインスピレーションを得た「モンドリアン・ルック」を発表してアートとファッションを融合させるなど、ファッション史に偉大な足跡を残しました。
本展はイヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、サンローランが2008年に亡くなった後、日本で初めて開催される大規模回顧展です。彼の40年にわたる歴史を、実際のドレスなどをまとったルック110体のほか、アクセサリーやドローイングなど約300点によって、12章構成で紹介します。
唯一無二の美の世界をたどる音声ガイドのナレーションは、人気と実力を兼ね備えた声優、津田健次郎さん。「ファッションとは流れゆくもの。しかし流れながらも歴史に深く刻まれるデザイナーがごく僅かにいます。その一人がイヴ・サンローランでしょう。彼はなぜ時代を超えて愛され続けるのか? 音声ガイドで皆様にその魅力をお伝えする一助になれますよう」とコメントを寄せました。
また、テーマ曲は注目の男性ソロシンガーソングライター、idom(イドム)さんが担当。新曲「Knock Knock」を本展のために書き下ろしました。「〝自分自身のスタイルを貫く〟ということをテーマに描いた作品。固定概念や常識にとらわれないオリジナルのスタイルを築き上げることに美しさや強さがあることを僕なりの言葉で綴りました」と曲に込めた思いを語っています。
前売券は9月19日まで、産経iD、チケットぴあほかで発売中。当日券よりそれぞれ200円引きで、一般2100円ほか。図録つきチケット6300円や、音声ガイドつきチケット2500円も。
詳細は展覧会HPから。
開催概要
【会期】2023年9月20日(水)~12月11日(月)
【会場】国立新美術館
【主催】国立新美術館、産経新聞社、TBS、ソニー・ミュージックエンタテインメント
【展覧会HP】https://ysl2023.jp