西京は「おもちゃ」 山城は「お風呂」・・・ 異色のコンセプトをコミカルに披露 京都の2代表

おもちゃの人生から解放された楽しさを表現する京都・西京=横浜市西区(斉藤佳憲撮影)
おもちゃの人生から解放された楽しさを表現する京都・西京=横浜市西区(斉藤佳憲撮影)

高校ダンス部の日本一を決める「第16回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)」スモールクラス(2~12人)の全国大会が16日、横浜市のパシフィコ横浜で開催された。京都府からは西京、山城の2校が出場した。

達成感感じた西京

西京のコンセプトは「愉快に踊るおもちゃたち」。赤、白、黄色の鮮やかな衣装姿で、おもちゃの人生から解放された楽しさを表現した。ダンスリーダーの2年、中川莉乃(りの)さん(17)は、「強豪校ではないのでこの大きな舞台は緊張したが、会場の皆さんの楽しそうな表情を見られて達成感を感じた」と喜びを語った。

ぶっつけ本番の山城

新幹線に閉じ込められるというトラブルを乗り越え演技をする京都・山城(寺河内美奈撮影)
新幹線に閉じ込められるというトラブルを乗り越え演技をする京都・山城(寺河内美奈撮影)

台風の影響により、静岡で約6時間の足止めを受けた山城。3年の加藤智哉部長(18)は「どんどん時間が過ぎてあせった」といい、会場に到着後はぶっつけ本番でステージに立った。

「お風呂」がコンセプトのダンスはヒップホップやブレイクダンス、組体操などを組み入れたコミカルな仕上がり。加藤部長は「直前練習はできなかったけれど体が覚えていてミスなしで踊れた」とにっこり。寺田咲(さく)副部長(17)は「会場のお客さんを楽しませるのが目標だったのでダンスができてよかった」と満足そうに話した。

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