米プロバスケットボールNBAのサンズと契約した日本代表候補、渡辺雄太が16日、東京都府中市で開かれたNBA主催のバスケ教室後に報道陣の取材に応じ、活躍が期待される8~9月のワールドカップ(W杯)に向けて「日本でW杯をやれる機会なんて一生に一度。日本のお客さんの前でなかなかプレーできないので、自分が成長した姿を見せられたらいい。個人的にこのW杯は楽しみにしている」と抱負を述べた。
W杯は日本、フィリピン、インドネシアの共催で、沖縄アリーナ(沖縄市)が日本の会場となる。渡辺雄は28日から代表候補合宿に合流予定。
ゲストとして参加したバスケ教室では、豪快なダンクシュートやブロックショットも披露して中学生に立ちはだかった。「せっかく入るので、ダンクは1回見せてあげたかった。わざとやられる選択肢もあったが、せっかくなのでブロックをしてあげるのも思い出に残るかなと」と笑顔を見せ、「生でNBA選手と触れ合う機会は僕も小さいころはなかった。もっとこういう機会が増え、日本からどんどんNBA選手が出てくれればうれしい」と期待を込めた。