東京でも好評を博した人気ユーチューバー9組の「制作の舞台裏」を紹介する体験型の展覧会「動画クリエイター展」が、7月8日から熊本市現代美術館で開催されています。いまや小学生の憧れの職業のひとつになるなど、絶大な影響力を持つようになったクリエイターたちの、見る人を引きつけるための工夫や、1本の動画に込められた思いに触れ、体験することができる展覧会です。
展示は、家庭や職場にインターネットが普及し始めた1995年から現在までの情報技術の変遷と社会への影響を学べるコーナーから始まります。ゲームや料理など、自分の好きなことや特技を生かして活動する人気ユーチューバーを紹介する各ブースでは、はじめしゃちょーやフィッシャーズ、リュウジら9組のスタジオセットなどを再現。展覧会限定のオリジナル動画を見たり、クリエイターになりきって写真を撮ったりすることができます。
体験コーナーでは、自分の声や動きにあわせてアニメーションを動かすVTuber体験やグリーンバックでのサムネイル動画撮影、ゲーム実況など、7種の体験を楽しみ、一部の動画を持ち帰ることもできます。
開幕前日に行われた開会式では、日比野克彦館長が「まだまだ評価が定まっていないが、多大な影響力を持つようになった動画クリエイターを、現代美術館で取り上げることに価値がある」と述べました。
同館では会期中、熊本ならではのワークショップを開催予定です。詳細は同館096(278)7500。
開催概要
【会期】7月8日(土)~9月24日(日)
【会場】熊本市現代美術館
【主催】熊本市現代美術館(熊本市・公益財団法人 熊本市美術文化振興財団)、
KKT熊本県民テレビ、熊本日日新聞社
【企画制作】産経新聞社