災害派遣や国際貢献、国民に感銘を与える行動で著しい功績のあった自衛官を顕彰する「第21回国民の自衛官」(フジサンケイグループ主催、産経新聞社主管、防衛省協力)の選考会が東京・大手町の産経新聞社で開かれ、10人1部隊の受章者が決定した。
陸、海、空それぞれの専門分野で功績のあった自衛官や部隊が推薦され、自己犠牲の精神での人命救助や、社会との絆を強める活動、自衛官としての努力や成果などが重視された。
女性隊員の活躍推進の第一人者として、国内外で活躍し、ウクライナ人道支援にも従事した1等陸佐、約23年間にわたり、気象観測のスペシャリストとして空の安全確保や後進の育成に尽力した准空尉、高い安全意識と操縦練度を維持し、航空無事故飛行を約57年間継続している部隊などを選出した。
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受章した自衛官と部隊は次の通り。
【陸上自衛隊】東部方面総監部(東京・朝霞)大﨑香織1等陸佐(47)▽中央音楽隊(東京・朝霞)荻智博陸曹長(48)▽東京地方協力本部(東京・練馬)藤田雄介1等陸曹(41)▽自衛隊熊本病院(熊本・熊本)木村淳一防衛技官(53)▽第10飛行隊(三重・明野)
【海上自衛隊】潜水艦教育訓練隊(広島・呉)金子弘2等海佐(64)▽第31航空群司令部(山口・岩国)森元学2等海尉(64)
【航空自衛隊】第11飛行教育団基地業務群飛行場勤務隊(静岡・静浜)古賀祐治3等空佐(54)▽航空気象群横田気象隊(東京・横田)山下雄一郎准空尉(46)▽航空救難団飛行群百里救難隊(茨城・百里)永作学空曹長(49)▽西部高射群第8高射隊(福岡・高良台)堀本充洋1等空曹(35)