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国内で27年ぶり 大規模個展「デイヴィッド・ホックニー展」

《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》
2011年 ポンピドゥー・センター © David Hockney Photo: Richard Schmidt
《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》 2011年 ポンピドゥー・センター © David Hockney Photo: Richard Schmidt

現代で最も革新的な画家といわれるデイヴィッド・ホックニー(1937年生まれ)の、国内では27年ぶりとなる大規模な個展が開催されます。ホックニーはイングランド北部のブラッドフォード出身で、1960年代にロサンゼルスに移り、アメリカ西海岸の陽光あふれる情景を描いた絵画で一躍脚光を浴びました。

本展は、1960年代にロンドンとロサンゼルスで制作された代表作から世界初公開となる新作まで120点余の作品を通じて、目の前の世界を「どのように見るのか」、「どのように描くのか」という画家にとって根源的な問いと長年向き合い、今なお自らの芸術を刷新し続けるホックニーの歩みをたどっていただけます。

本展の必見作のひとつが、〈春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年〉シリーズです。本作は幅10メートルの油彩画とiPadで描かれた作品で構成され、豊かな色彩感覚によって、故郷のイースト・ヨークシャーの日々変化し続ける風景が、壮大なスケールで描かれています。

《スプリンクラー》
1967年 東京都現代美術館 © David Hockney
《スプリンクラー》 1967年 東京都現代美術館 © David Hockney
《クラーク夫妻とパーシー》
1970-71年 テート © David Hockney
《クラーク夫妻とパーシー》 1970-71年 テート © David Hockney

また本展には、フランス北部のノルマンディーで新型コロナウイルスのロックダウン中に制作された全長90メートルの大作《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》も含まれます。本展を通じて、身のまわりの日常や季節の移ろいをひたむきに見つめてきたホックニーの世界を体感していただけるでしょう。

《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分)
2020-21年 作家蔵 © David Hockney
《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分) 2020-21年 作家蔵 © David Hockney

(東京都現代美術館 学芸員 楠本 愛)


開催概要

デイヴィッド・ホックニー展

【会期】2023年7月15日(土)~11月5日(日)

【会場】東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F

【主催】公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、読売新聞社

【公式HP】https://www.mot-art-museum.jp/hockney


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