昭和49年生まれの私は、いつの間にか、休日に朝早く起きて、朝日を見るのがもっぱらの趣味になってしまっています。一日の始まりを感じることにウキウキして、あれこれと一日の過ごし方を思い考えるひとときが楽しいのです。季節によっては、雨模様のときもありますが、仕方なく空模様を楽しんでいます。
立夏の時期を過ぎれば、どんどん日の出が早くなります。
夜明け空は、薄紫から青空へと広がり、遠くの空はオレンジ色にゆっくりと変わって、大きな、まん丸のお日さまが浮かんでいき、私は思わず「おはようございます」と挨拶をしてしまいます。これも一興です。
先日、5月中旬のある日に今年一番の朝日に出合えました。いつものように早起きをして玄関を開けると、爽やかな空気の青天模様の朝でした。いつものように深呼吸をして、いつものように歩き出しました。
そして、ある交差点に差し掛かると、遠くの朝日が真正面に私を照らしてくれました。そんな朝日は、「これから、だんだんと暑くしてやるぞ、準備はどうだ」と言っているように思ったのと同時に、これからの生き方を教えてくれていたのではないかと感じたのです。
お日さまの輝きは、ものすごかった。
私にとって、朝日を仰ぐことは、今日、明日、明後日そして未来を考えることなのではないかと感じたのです。あと1年で50歳になります。今後の自分を考える、ひとときを大事にしたいと思います。
枦(はし)敬文(49) 兵庫県尼崎市