全日本柔道連盟(全柔連)は9日の理事会で、日本代表の柔道着の右胸に選手の個人スポンサーや所属先のロゴを掲出することを承認した。従来は全柔連スポンサーへの配慮で認めなかったが、アスリート委員会などから要望が出ていた。発生する利益は選手に入る。
内容は全柔連が審査し、原則としてスポンサーと競合する企業や柔道のイメージを損なうと判断された事業者、団体などは容認しないという。代表道着の左胸には日の丸をあしらった全柔連のワッペンがついている。
深刻な競技人口減少に歯止めをかけるため、幅広い世代への普及を目指す「長期育成指針」を導入。昨年度の会員登録者数は約12万4千人。前年度より1・5%増えたものの、新型コロナウイルス禍前の19年度と比べると約15%少ないという。