英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は8日、ウクライナの軍人や西側政府高官の話として、ドイツが供与した主力戦車レオパルトをウクライナ軍が実戦投入し、ロシア軍への反転攻勢を本格化させたと報じた。ロシアのショイグ国防相は反転攻勢が既に始まり、レオパルトも投入されたと発表していたが、これを裏付けた。
決壊で洪水を引き起こした南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムについて、ウクライナ水力発電企業のシロタ総裁は8日、ザポロジエ原発の取水に必要な水位を下回ったと述べた。ダムからの水の流出は今後も7~8日間続くとの見通しを示した。
ショイグ氏は8日、ウクライナ軍が同日未明に南部ザポロジエ方面で部隊1500人と軍用車150両でロシア軍の防御を突破しようとしたが、撃退したと発表した。
一方、ウクライナ軍は8日、ザポロジエとヘルソンの戦線でロシア軍が防戦に回っていると反論した。(共同)